潰瘍性大腸炎やクローン病が代表的な炎症性腸疾患の多くは、小学生や中学生の学童期に発症します。症状としては、下痢、腹痛、下血、発熱などの症状が慢性的に持続する病気です。これらの病気は根治することはできず、症状をできるだけ抑えて生活していく事が治療の目的です。治療は、内服や点滴などの内科的治療が主な治療ですが、重症になると手術が必要になります。診断は、血性下痢を起こす感染症を鑑別診断し、大腸カメラやX線検査を行い、組織を一部採取して(病理検査)確定診断を行います。慢性的な下痢や腹痛のある方は、検査をおすすめします。